
PGⅠ第7回BBCトーナメントレポート
茅原悠紀と池田浩二が優位な立場活かして決勝へ

前ページにある通り、とにかくイン優勢だった尼崎BBCトーナメント。それはつまり、勝ち上がり戦でも圧倒的にインコースが優勢だったということでもある。48レース、すべて1号艇がインに入ったから、1号艇が優勢だったと言い換えることもできる。
選考順位1位と2位は、1回戦で1号艇に入るだけでなく、逃げ切り続ければ準々決勝戦も準決勝戦も1号艇が手に入る。選考順位1位=前年覇者の茅原悠紀、選考順位2位=池田浩二はこのルートにしっかりと乗って、1号艇に乗り続けて決勝進出。ただし、茅原は準決勝で新田雄史の3コースまくりを浴びており、2着での決勝進出だった。それでも選考順位上位が有利であることは、BBCの真理である。
また、1回戦で1号艇だった末永和也と白井英治も逃げ切り→準々決勝1号艇で逃げ切り→準決勝戦2号艇で決勝進出。決勝戦に駒を進めた6名のうち4名は、内枠を手に入れられる利をしっかりと活かしていたことになる。逆に言えば、今年は下剋上が非常に少なかったということにもなろうか。1回戦で外枠だった決勝進出メンバーは瓜生正義のみ。外枠スタートの選手にはなかなか厳しいBBCだったわけである。
勝ち上がりで1号艇を撃破したのは、先述した準決勝の新田以外では1回戦で2人出たのみだった。5Rでは久田敏之が4カドまくり一撃で見事に勝利。2着に6号艇の原田幸哉、3着に5号艇の宮地元輝を連れての快勝で、トーナメント緒戦は外枠の上位独占による勝ち上がりとなったのだった。このときはむしろ波乱の気配も漂ったものだが、その後はとにかくインが強く……。

もう一人の1号艇以外での勝ち上がりは11Rの守屋美穂。2コース差しでイン桐生順平を撃破し、2着には遠藤エミを連れての女子ワンツーを決めている。まさに殊勲の勝利で、守屋は最終日順位決定戦でも2コース差しを決めている。それにしても、昨年のグランプリ覇者にしてMVP受賞の桐生が1回戦で姿を消すとは意外すぎた。
殊勲の白星といえば、3日目9Rの山口剛もクローズアップしたいところ。6コース発進となった山口剛は、まくり差しを放って2番手争いに加わると、2マークではやや後ろの位置からまくり差すような航跡で、一気に先頭の吉田拡郎を交わし去った。安定板使用、周回短縮の荒れ水面で、吉田が大事に回ろうとするところを思い切った全速戦で大逆転劇を演出。その果敢な走りはイン優勢の流れのなかでおおいに光った。
BOATBoy最新号
テレボート会員限定
boatboy newest release
