
SG第35回グランドチャンピオン節間最新レポート【2日目】

<ピットから>
ベストレースであげたばかりの桐生順平だが、6コースから快勝を決めても、足的にはまったく満足していないようだった。というのも、レース後即座に本体を割ったのだ。しかもクランクシャフトまでがあらわになっていたから、相当な大整備。展開が向いたとはいえ、不安のある足色で6コースから勝ったのはさすがの桐生順平!

整備といえば、昨日の当欄で、吉田裕平が本体整備をしていたと記している。少し訂正させていただきます。吉田がやっていたのは、ブラケット交換だったのだ。1Rで4コース差しを決めて1着を獲った吉田に、整備の効果があったのか問いかけたところ、そのことが判明した。ブラケットとは、ざっくり言うと、モーターを装着する際、ボートの後部に引っかける部品。モーター整備とは言えるかもしれないが、本体整備とは異なるものだ。吉田はブラケットの異常を発見し、交換したことで操縦性の違和感を解消。さらにペラを叩き変えたことで、差し切る足に上向かせたということだった。なるほど、試運転の途中で違和感を覚えて、ボートはそのままにブラケット交換をしていた、ということなのですね。大変失礼しました!

それにしても、今日はまさしく天候不順。1Rの時間帯は大雨が降り、それが2Rの時間帯には小雨になって、さらには雨があがってお昼前後には太陽が顔を出したりもしていた。それからは曇り空が続き、時折空が明るくなって、薄日が射したりしたかと思ったら、10Rが終わると同時に豪雨! 11Rのスタート展示は、土砂降りのなかで行なわれている。その際にはピットにいた選手も騒然。ボートリフトのあたりから雨に煙る水面を眺めて、11Rメンバーを気の毒がっていたのだった。で、11Rのレース中は雨があがってまたもや陽が射すという。勝ったのは原田幸哉。エース機はコロコロ変わる気候にもまったく動じることがない!
BOATBoy最新号
boatboy newest release
