トライアル1st

<第1戦>令和7年グランプリは峰竜太の逃げ切りで開幕を飾った。峰はチャレンジカップ時は賞金ランク6位だったものの、馬場貴也に逆転されて2nd発進を果たせなかった(チャレンジを優勝した山口剛にも抜かれて8位での出場)。この1st初戦1号艇は絶対に落とせない一戦だっただけに、まずは好発進を果たして安堵の思いがあったことだろう。まだ始まったばかりだというのに、レース後の峰はド派手なガッツポーズ。ここに懸けた思いの大きさを思い切りあらわしていた。
一方、チャレンジVで1st初戦1号艇を手にした山口は悔しい一戦となってしまった。上條暢嵩のツケマイを浴びて、2着に敗れてしまったのだ。たった2戦で決着がつく1stにおいては上々の初戦とも見えるが、1号艇にとっては痛恨の2着、である。
それにしても上條のジカまくりは見事だった。オープニングセレモニー後に行なわれたトライアル出場選手の公開インタビューで、山口は「上條くんのツケマイを喰わないように」と語っている。山口は充分に警戒していたのだ。にもかかわらず、上條はその通りにツケマイを放ち、きっちりと決め切った。モーターの良さはもちろん、地元グランプリに懸ける気合が伝わってくる一撃だったのだ。

<第2戦>初戦は5号艇で3着。上々ではあるものの、枠番抽選で引いた第2戦の枠はまたも5号艇。1st突破は決して簡単ではなかった。関浩哉はその状況を打ち破った! どうしても1着が欲しかった、初戦5着の磯部誠が3コースから渾身のまくり差しを放ったが、そこに関が5コースまくり差しで追いつき、交わしていった。結果的に関は1st得点トップでの2nd行き。昨年に続いて1stから勝ち上がってみせた。
12Rは、初戦5着の西山貴浩が差し切り快勝で生き残った。結果的に2着では1stを突破できなかったから、まさに起死回生の勝利。「ここで終わるわけにはいかんのよ!」と叫んで興奮しまくっていたが、それほどまでに会心の1着だったということだ。
それにしても山口剛の悔恨よ……。枠番抽選で第2戦も1号艇を引いたが、またしても2着に敗れるとは。得点2位での2nd行きとはなったが、山口の胸には消化不良なものが残ったことだろう。何としても2ndで雪辱を果たしたかったが……。
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