
GⅡ第8回全国ボートレース甲子園レポート
【舟券考察】やはりインがやや受難……戸田甲子園!

日本一インが強くないボートレース戸田。この大会はSGクラスがズラリ揃う一方、A2級やB1級の出場があるため、後者の選手がインに入るレースではトップ級選手の外からの攻めも決まりやすい。というわけで当然、節間通してインが受難になるであろうという予測が戦前、成り立ったわけである。実際、その予測はおおむね間違っていなかったと言えるだろう。1コースの1着回数は初日から4、7、5、4と推移。予選道中はまさしくイン以外が勝つ場面もおおいに目立った。予選落ちを喫した上位級が1号艇に多く組まれた5日目にイン10勝、準優敗退選手が1号艇に多く組まれた最終日にイン9勝と賞典日に流れが変わったことで、最終的に1コース1着率は50%を超えたが、それは番組の傾向が影響したと言ってよく、全体的には戸田の水面特性がよくあらわれたシリーズだったと言っていいだろう。優勝戦も3カドまくり決着だったし。
だから当然、他コースからの勝ち星も少なくなかったわけで、特に2~4コースの活躍が顕著だった。そして、それらのコースが勝つときの決まり手は圧倒的にまくり! 節間通して19発のまくりが炸裂、日本一のまくり水面である戸田の特性が、これまた実に見事に発揮されたというわけである。優勝戦も3カドまくり決着だったし。
なにしろ、まくり差し、差し、抜きを足しても15回と、まくり出現回数に及んでいないのだ。差しがほとんど決まらなかったという傾向も特筆されるが、それよりもやはりまくり連発のド派手なシリーズだった、というのが甲子園の真実と言っていいだろう。いやあ、見ていて実にドキドキワクワクする一節でありました。やはりまくりが決まると気持ちいいですね!
一方で、舟券的には難解な側面もあったかもしれない。というのは、これも戸田らしい傾向なのだが、インが敗れてもそこまで高配当にならないケースも頻発したのだ。マンシュウは10本出ているが、すべて1万円台。全体の3連単平均配当は4741円と5000円に満たなかった。穴党の方は、オッズを見て意外な低さに戸惑ったかも!? そうしたなかで、出現回数トップは結局①-②-③。しかも、回収率は207・8%! そう、このボートレースにおいて最も出やすい出目を狙うのが最高に効率的だったのだ。インが弱いという先入観が、相対的に①-②-③のオッズを引き上げたのだろう。あと、甲子園の特性だが、やはりA2級やB1級が舟券に絡むと、3着であっても配当を引き上げる。安易に軽視してはいけないというのは甲子園の鉄則である。
言うまでもなく、今年と同じような傾向になるとはまったく限らないのだが、来年の7月にも改めてこのページを開いてみてはいかがだろう?(黒須田)



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