
GⅡ第7回全国ボートレース甲子園inびわこ 徹底展望!
●毒島誠(群馬県代表)……昨年津で行なわれたBR甲子園で優勝。②②①①①①①①着と2日目後半から6連勝を飾る圧勝劇を演じた。毒島は21年の丸亀大会でも優勝しており、3年ぶり2回目のBR甲子園制覇。大会史上初の2Vとなった。
今年は2年連続3回目の優勝をめざして登場する。そんな毒島だが気になるのがびわこ相性だ。当地では一般戦で通算3優出1Vをマークしているが、記念レースは過去8節走って優出ゼロ。準優出も23年BBCトーナメントでの準決勝進出が唯一で、すなわち6日間シリーズのびわこ記念レースは過去すべて予選落ちしていることになる。びわこ通算勝率は5.93。これは毒島にとって全国24場のなかで江戸川(5.85)に次いで2番目に低い数字だ。
相性の良くないびわこを克服できるかがBR甲子園での最大の焦点になるだろう。大会史上初の連覇を狙う戦いに注目だ。

●峰竜太(佐賀県代表)……20年の三国BR甲子園で優勝。予選は②②②④②②着と未勝利で6位通過だったが、準優で2コース差し、優勝戦で3コースまくり差しを決めて鮮やかに頂点へ。本人曰く「逆転満塁ホームラン」での優勝だった。
峰はBR甲子園にこれまで4回出場して3優出1Vとさすがの成績。優出3回は桐生順平と並ぶ大会最多タイ記録だ。
びわこでは記念レース通算3優出1Vをマーク。21年のびわこ周年で当地記念初Vを飾り、その後も23年3月の秩父宮妃記念杯で優出2着、23年7月の秩父宮妃記念杯で優出4着に入っている。
20年の三国BR甲子園で優勝したときは、コロナ禍による無観客開催だった。びわこBR甲子園ではファンとともに5年ぶりのタイトル奪還を祝いたい。

●濱野谷憲吾(東京都代表)……前々期に出走回数不足でA2降級。今年1月~6月にかけて「濱野谷憲吾・A2級」という違和感しかない表記が続いた。しかし前期に勝率6.78をマークしてA1級復帰が決定。ようやく7月から本来の肩書きを取り戻し、「濱野谷憲吾・A1級」としてびわこBR甲子園に登場する。
濱野谷はびわこ記念レース通算5優出1Vと当地相性良好。10年に秩父宮妃記念杯で優勝している。
BR甲子園は2年ぶり3回目の参戦。これまで19年と23年に出場していずれも予選落ちしているだけに、今回は結果を残したいところだ。
ちなみに東京都出身レーサーはBR甲子園に過去6人出場して優出ゼロ。準優出も1回だけと寂しい成績だ。しかも昨年は東京都代表に選出された宮之原輝紀が私傷病のため欠場となってしまい、東京都出身レーサーが一人もいないという大会に。東都のファンはさぞ落ち込んだことだろう。
しかし今年は濱野谷がいる。東都のエースが魅せてくれるはずだ。東京3場の場外発売所が歓声に包まれるような活躍を期待したい。

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