
GⅡ第7回全国ボートレース甲子園inびわこ 徹底展望!
●馬場貴也(京都府代表)……滋賀支部のエースが京都府代表として地元びわこで全国ボートレース甲子園(以下BR甲子園)を戦う。
馬場は6年連続6回目のBR甲子園出場。21年丸亀大会と22年下関大会で優出した経験を持つ。しかしまだ優勝はできておらず、特に昨年の津大会では予選30位とまさかの大苦戦で早期敗退を喫していた。今年は勝手知ったる地元水面で勝ち上がって大会初Vをつかみたいところだ。
馬場はびわこ記念レース通算9優出2Vと抜群の実績。20年にびわこ周年、22年に秩父宮妃記念杯で優勝しており当地主要タイトルはしっかり獲得済みだ。昨年も9月のびわこ周年で優出3着、10月の秩父宮妃記念杯で優出3着ときっちりV争いを沸かせていた。BR甲子園ではびわこ記念3節連続優出がかかる。
なお馬場は5月にびわこGWレースを走っており、現在びわこでテスト実施(5月1日~7月13日)されている「エタノール30%配合ガソリン(E30ガソリン)」を経験済み。調整のコツをつかんでいるはずだ。BR甲子園では初日から万全の状態で他を圧倒するかもしれない。

●丸野一樹(京都府出身・施行者希望枠)……京都府からはもう一人、丸野一樹も施行者希望枠で登場する。ちなみに京都府出身の現役レーサーは21人いるが、そのうち7人がA1級。実に3人に1人がA1レーサーだ。なお出身現役レーサーが10人以上いる都道府県のなかでA1率の高さをランキングにすると、1位が京都府(33%)、2位が兵庫県(31%)、3位が大阪府(29%)、4位が愛媛県(27%)、5位が千葉県(27%)。京阪神のレベルの高さが際立っている。
丸野はびわこ記念レース通算8優出1Vの実績。19年のびわこ周年でGⅠ初Vを飾っている。その他にも22年のびわこBBCトーナメントで優出2着に入るなど、当地記念レース最近10節で7優出1Vと圧巻の成績。BR甲子園でもV争いを賑わす可能性大だろう。なお丸野もE30ガソリンは5月のびわこGWレースで経験済みだ。
BR甲子園は2年ぶり3回目の参戦。22年は準優6着敗退、23年は予選29位敗退に終わっている。3度目の挑戦でまずは大会初優出を狙いたいところだ。
昨年夏の高校野球では京都国際高校が全国制覇しており、BR甲子園も馬場と丸野の京都コンビがシリーズを引っ張る。

●遠藤エミ(滋賀県代表)……滋賀県で開催されるBR甲子園に、滋賀県代表として臨むのが遠藤エミだ。これまでBR甲子園は6回開催されているが、開催県の代表として出場した選手が4回も優出している。今年は遠藤が地元の声援を味方に快走を演じるのか。
遠藤はBR甲子園出場が4年連続6回目の常連組。優出こそないが準優出は2回あり、22年は予選15位通過で準優5着、24年も予選15位通過で準優5着だった。今年は予選を上位で通過して大会初優出を狙いたい。
なお遠藤もE30ガソリンは5月のびわこオールレディースで経験済み。あのときは初日ドリーム戦で1コースからコンマ56と大きく立ち遅れ、5着に終わって9万舟を献上するというまさかの出来事があったが、2日目以降はオール3連対ときっちり立て直して優出2着の結果を残していた。もうE30対策は万全だろう。
滋賀支部から出場する3人が地元のアドバンテージを生かしてV争いを支配するBR甲子園になるのか。

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