
SG第72回ボートレースメモリアルin桐生 徹底展望!
●今年SG初参戦組……桐生メモリアルが今年SG初参戦になる選手が8人いる。吉川元浩、寺田祥、下條雄太郎、前沢丈史、和田兼輔、桑原悠、島村隆幸、羽野直也という顔ぶれだ。
吉川元浩は昨年12月のグランプリシリーズ以来となるSG登場。桐生メモリアルが地元SG出場への勝負駆けになってくる。10月に尼崎でダービーが開催されるが、現状では兵庫支部からの出場者がゼロになりそうな気配。メモリアル優勝による直近SG覇者としての地元ダービー出場をめざす。
寺田祥は昨年のメモリアル以来となる1年ぶりのSG登場。メモリアルは17年若松大会と20年下関大会で優勝するなど好相性なだけに楽しみだ。
島村隆幸は昨年5月のオールスターで準優Fを切って1年間のSG選出除外となっていたが、その期間が終わって約1年3カ月ぶりのSG復帰だ。今年すでに5Vをマークするなど一般戦回りで存在感を見せてきた島村が、久々のSGで大暴れするのか。
羽野直也は6月のグラチャンを家事都合で欠場しており、昨年のグランプリシリーズ以来となるSG参戦だ。羽野は通算26Vのうち10Vを7~9月に記録しており夏場に強いイメージ。メモリアルは過去8回出場して準優出が4回あり、SG全大会のなかで予選突破が最も多いのがメモリアルでもある。今年は夏の桐生で躍動するのか。
前沢丈史は江戸川代表に選出されてメモリアル初出場。SG参戦は約8年5カ月ぶりで2回目だ。SG初出場だった18年の浜名湖クラシックでは⑤③④⑥③③②④着で惜しくも白星を逃しており、悲願のSG初1着をめざす。
和田兼輔はSG初出場。07年5月のデビューから約19年3カ月、39歳でいよいよ大舞台に立つ。100期生(現役29人)では11人目のSG出場だ。桐生は通算5優出2Vと相性良好なだけに大暴れの期待充分だろう。

●桐生巧者……桐生はボートレース場としては珍しく内陸にあるため、標高が約128mと全国24場のなかで断トツに高い(※2位はびわこで約85m、3位は多摩川で約40m)。そのためモーターの調整等も他場とは違ってくる点があり、これを知り尽くしている桐生巧者が活躍しやすい傾向がある。
桐生メモリアル出場メンバーのなかで、桐生記念V歴を持つ選手は13人。当地記念タイトルホルダーたちがV戦線をリードする桐生メモリアルとなるのか。
濱野谷憲吾は桐生記念レース通算11優出2V。97年の桐生周年でGⅠ初Vを飾り、09年にも桐生周年で優勝している。メモリアルは実に30年連続30回目の出場。継続中としては最長の記録だ(※2位は平本真之で17年連続)。52歳9カ月となって安岐真人が持つSG最年長優勝記録(52歳7カ月)を更新できる年齢になった濱野谷が、好相性の桐生で見せ場を作るのか。
森高一真は25年に桐生マスターズチャンピオンで優勝。第26代名人の座についた。さかのぼれば森高はSG初優出を10年の桐生ダービー(2着)で飾っている。桐生巧者といってよい存在だろう。
中島孝平は08年の桐生周年で7連勝パーフェクトVの偉業を達成。その後も桐生ではコンスタントに結果を残しており、昨年6月の桐生周年でも優出4着の活躍を見せていた。桐生メモリアルでもV候補の一角といえるだろう。ちなみに福井支部勢のメモリアル優出は15年の中島(優出3着)が最後で、最近10大会で優出ゼロの唯一の支部となっている。今年こそ11大会ぶりの優出を果たしたいところだ。
篠崎兄弟も楽しみだ。元志は13年の桐生周年、仁志は13年の桐生新鋭王座でV歴を持つ。2人が揃ってSGに出場するのは昨年のグランプリシリーズ以来。今年初の共闘でV争いを沸かせたい。
その他にも17年と19年に桐生周年で優勝している松井繁や、昨年6月の桐生周年で優勝した新田雄史、21年に桐生周年を制した桐生順平らがいる。ちなみに23年桐生周年覇者の山口剛は、桐生メモリアル前検前日の8月23日が44歳の誕生日だ。
逆に意外にも桐生V歴がない選手も挙げておこう。井口佳典は桐生通算6優出0V。まだ優勝がないのは桐生、びわこ、宮島の3場だけだ。茅原悠紀は桐生通算2優出0V。全場制覇へ桐生、戸田、びわこ、丸亀の4場を残している。西山貴浩も桐生通算2優出0V。まだV歴ゼロなのは桐生、平和島、多摩川、蒲郡、びわこの5場だ。3人とも桐生とびわこで勝てておらず、標高が高めのレース場をやや苦手とするタイプなのかもしれない。

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