
PGⅠ第14回クイーンズクライマックスレポート
ドラマチックな大晦日

さまざまなトピックが詰め込まれた大晦日決戦だった。まず、クイーンズクライマックスに出場した福岡支部の3人が揃って優勝戦に駒を進めた。川野芽唯、小野生奈、渡邉優美だ。わずか12人のメンバーの4分の1をひとつの支部が占めるというのは、それ自体がひとつの快挙。過去に岡山支部も実現させているが、その3人全員がトライアルを勝ち抜いたのは見事の一語である。
類似案件としては、出場した100期の3人も揃って優出である。川野、平高奈菜、鎌倉涼。まったく同じことを書くが、わずか12人のメンバーの4分の1を同期生が占めるのもこれまた快挙。もっとも、100期生はすでに10年前、2015年にすでに実現させていたのだから、この3人のレベルは高い。そして結果を言うなら、15年も25年もその3人のなかから優勝が出ているのだからたいしたものである。おまけとしては、グランプリも同期生である桐生順平が優勝。令和7年、大舞台を締めくくったのは100期だったというわけだ。
そのいずれの属性にも含まれていなかった唯一の存在である遠藤エミには、クイーンズクライマックス連覇が懸かっていた。これは21年、22年に田口節子が実現済だが、遠藤の場合は勝てばクイーンズクライマックス3度目の優勝。大会史上最多を更新することにもなっていた。優勝戦1号艇を逃した遠藤だったが、それでも多くのファンがそれを期待したし、現実味も充分にあった。やはり遠藤の存在感は群を抜いているというしかない。
そして、鎌倉涼だ。8月浜名湖でレディースチャンピオンを制してGⅠ初制覇を果たしたのはいまだ記憶に鮮明だ。それが堰を切ったということだろうか。その5カ月後、立て続けにクイーンズクライマックスを制覇! そう、いわゆる“夏冬連覇”であり、年間に2つしかない女子PGⅠを独占したのである。前年の遠藤エミに続く史上2人目の快挙。見事と言うほかない! 話題性抜群のクイーンズクライマックス優勝戦を、最高に価値のあるトピックで飾ってみせた鎌倉は、間違いなく令和7年の真の女王だった。あ、大村では20年に夫の深谷知博がダービー優勝、「大村ビッグ夫婦優勝」も忘れちゃいけない。とにもかくにも、ドラマチックなハッピーエンドだった!(黒須田)
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