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TOP特集ビッグレースレポートファン感謝3Daysボートレースバトルトーナメントレポート

ファン感謝3Daysボートレースバトルトーナメントレポート

唯一無二の超短期決戦! 3日間開催で行なわれ、勝ち上がり方式はトーナメント戦、枠番はすべて抽選で決定という、独特のスタイルで行なわれるボートレースバトルトーナメント。選手たちがファンに感謝をささげた3Days!

この強運をビッグで生かせ!

 いやはや、なんという強運! 枠番抽選、すべて1号艇! ファイナルの枠番抽選は、あみだマシーンを使用して行なわれる。吉村誠があみだで行き着いたのは、ボードのいちばん上だった。伏せられていた枠番をオープンすると、出てきたのは「1」! その瞬間、ヤバイヤバイヤバイと繰り返しながら、胸に手を当てて動悸を押さえようとしている姿が、実に微笑ましかった。吉村自身、まさか3連続で1号艇を引くとは想像もしていなかったのだろう。そしてそれは、優勝にぐっと近づいたという予感を覚えさせるものでもあった。どりゃあ、ドキドキしちゃうよね。
 この大会史上、トーナメント、セミファイナル、ファイナルとすべて1号艇を引き当てたのは吉村は初めてではない。20年尼崎大会での栗城匠も同様だった。トーナメントとセミファイナルを連続で逃げ切ったのも同じ。しかし栗城は、残念ながら優勝を逃している。4カドからまくってきた峰竜太をブロックしている間に、瓜生正義の5コースまくり差しを許してしまったのだ。ちなみに、この大会で唯一、ファイナル5号艇が優勝したレースでもある。ようするに、1号艇をゲットし続けても、それは優勝を保証するものではない。というか、そうであっても優勝するのは簡単ではないということだ。なにしろ一発勝負のトーナメント。しかも枠番は運に左右されるから、ならばと秘策を繰り出す選手が出てくることも充分考えられる。それがこの大会の難しさでもあるわけだ。
 実際、ファイナルでは松田祐季がピット離れでコースを奪うという策に出た。前日にYouTube「週刊BOATBoy」で松田にインタビューしているが、「ピット離れが出ない限りは前付けはない」と言っていたのだ。そう、これは前付けではない。ピット離れという秘策を、優勝するために松田が繰り出してきたのである。
 レースでは、さらに2コースの嶋義信が後手を踏んだ。いわゆる壁なしのイン。4カドとなった松田は軽快に伸びてきていたし、それを制して先攻めしようと西橋奈未も3コースから虎視眈々。隊形的にはむしろ厳しいイン戦を吉村は強いられた。そもそも、最終日は前日までとは気候一変、強い追い風が吹いて安定板装着となっている。調整をやり直さなければならない部分もあっただろう。あと、4Rから周回短縮となり、周回展示も1周となっていたのに、吉村はうっかり2周走ってしまい(嶋と西橋も追随)全艇再展示という珍事の当事者となっていた。ちょっと動揺もしていたかもしれない。
 そんななかで、吉村は怯むことなく、1マークをきっちりとスピードを持って回った。強い追い風で慎重にターンしてもおかしくなかったが、吉村はそうはしなかったのだ。やはり追い風に流されて少しターンマークを外しているが、それをビハインドとはしないだけのレースを吉村は見せつけた。強運を、自力で結果に結びつけたのだ。
 これでBBCトーナメントの出場権を手にした吉村。たしかに相手は格段に強くなるが、やはり怯むことのない戦いを見せてほしい。この強運をビッグでの大仕事まで結びつけられたとしたら最高だ!(黒須田)

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