
PGⅠ第14回クイーンズクライマックスin大村 徹底展望!
●遠藤エミ(女子賞金ランキング1位)…… 昨年の大晦日に蒲郡QCで優勝。7年ぶり2回目のティアラ戴冠を果たして涙したのが記憶に新しい。あれから1年、史上2人目のQC連覇と史上最多のQC3Vをめざして大村に乗り込む。
遠藤といえば言わずと知れた大村巧者。16年レディースチャレンジカップでGⅡ初V、17年クイーンズクライマックスで4連勝完全優勝のGⅠ初V、22年ボートレースクラシックでSG初Vと数々の歴史を作ってきた水面だ。
今年も賞金女王戦線に波乱は起こさせない。好相性の大村でティアラ防衛を果たして5年連続6回目の年間賞金女王に輝くのか。

●守屋美穂(女子賞金ランキング2位)…… 昨年はGⅠ選出除外中だったためQCに出場できず。失意のなかでのシリーズ戦出場だったが、優出5着の活躍を見せるなど6日間9走たっぷりファンを沸かせた姿が印象的だった。今年は2年ぶりのQC参戦。4日間4走の勝負でファンを魅了する。
QCは過去8回出場して7優出という抜群の安定感。しかしあと一歩でトライアル1位を逃すケースが多く、まだ優勝にはたどり着けていない。大村は今年5月のヴィーナスシリーズで優勝するなど通算8優出4Vと好相性なだけに期待充分だろう。9回目の挑戦で悲願のティアラ初戴冠なるか。

●平高奈菜(女子賞金ランキング3位)…… 2月に浜名湖でのスピードクイーンメモリアルで優勝。初代SQM覇者の座を手にして25年シーズンは最高の滑り出しとなった。
しかしその後はまさかの苦戦。4月のとこなめオールレディースで準優Fを切ってレディースチャンピオン出場を棒に振り、8月にもFを喫してリズムはさらに下降線。前期勝率6.08で来期A2降級となってしまった。
まさに山あり谷ありだった25年シーズン。最後はQC制覇を果たして最高の形で締めくくりたい。20~22年に3年連続トライアル1位も経験している平高が、5年ぶりのティアラ奪還をめざす。

●渡邉優美(女子賞金ランキング4位)……今年は自己最多の年間5Vをマークする活躍。特に下半期に入ってから12節走って7優出4Vと大暴れし、7月戸田、8月住之江、9月江戸川、10月芦屋と軽快に優勝を重ねた。リズム最高潮で大村QCを迎えることになりそうだ。
QCは過去3回出場して2優出。昨年はトライアル枠番抽選で2日続けて1号艇を引く幸運に恵まれるも、3日目の1号艇で2着に敗れ、優勝戦は2号艇で6着に終わってヒロインになり損ねた。年間5Vと勝負強さを増した今年、QC初制覇へ機は熟したといっていいだろう。デビュー初Vの地・大村でGⅠ初Vを狙う。

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