
SG第72回ボートレースダービー徹底解剖!#3 茅原悠紀独占インタビュー!!
■SGを獲りたくて、しつこいくらい仲口博崇を追い回した

――ダービーでは予選を6度通過していて、2度優出しています。相性がいい大会とかそういうイメージもないですか?
茅原 それもまったくないですね。正直、SGは全部、SGみたいな感じになっているんです。記事映えしない話になりますけど、そのまま書いていただきたいです。すみません。
――では、これまで走ってきたダービーのなかでとくに印象に残っている大会やレースを挙げてもらうのも難しいでしょうか?
茅原 そういうのも全然覚えてない……。いや、思い出しました! 仲口(博崇)さんが優勝したとき、僕もSGを獲りたくて、一生懸命追い回したのを覚えています。

自分でも“本当にしつこいな”って思いながら追いかけてたんです。それくらい優勝したかった。追いかけて、追いかけて、ゴールしたときには目と鼻の先になってたんです。それが賞金にすれば何千万かの差になるわけですよね。その差がなかなか埋まらないなって、ずっと思ってたんです。タイトルの重みというものも感じていました。簡単には獲れないなと。
――翌年の浜名湖ダービーでは、ドリーム戦に乗りながら、アクシデントがあって出遅れ扱いになってしまい、それでも予選を通過しました。
茅原 あのときは宿舎に戻ったときに吉川元浩さんから「責任外なんだろ? ほんならまだ全然、準優、狙えるやん」みたいに言ってもらえたんです。僕自身は絶望したようになっていたのに“トップの人たちは違うんだ、そういう感覚でいられるんだな”と思いました。
――今回のダービーはドリーム戦1号艇になりますが、それについてはどうですか?
茅原 うーん、それもとくには何も思ってないですね。基本的に自力で取ったものってあまり(思うことは)何もないんです。※ダービーのドリーム戦枠順は選考勝率を基準に決められる
そうではなくファン投票などで決まったことには重みを感じますけど。
――点増しのあるドリーム戦で1着を取れば予選を有利に進めやすいとか、そういったことも考えないんですか?
茅原 考えないですね。他で失敗したら、いっしょなんで。その辺は冷めちゃってるんじゃないですかね。これまでいろんな経験してるんで、そういうふうに思っちゃうんです。
BOATBoy最新号
boatboy newest release
