
SG第35回グランドチャンピオンin戸田 徹底展望!
●池田浩二……グラチャン出場は21年連続で22回目。SGの中のSGと呼ばれるグラチャンに21年間も出続けているのだから凄い。継続中としてはもちろん断トツで最長だ(※2位は毒島誠で12年連続、3位は平本真之で11年連続)。
過去21回出場して5優出2Vと実績も見事。グラチャン優出5回は大会歴代4位タイになる(※1位は山崎智也で8回、2位は太田和美で7回、3位は松井繁で6回、4位タイは今村豊)。03年丸亀グラチャンでSG初Vを飾り、22年からつグラチャンで19年ぶりのタイトル奪還を達成。また23年徳山大会は優出4着、24年尼崎大会は優出3着に入っておりグラチャン3年連続優出中だ。今年は4年連続優出と3年ぶり3回目の優勝を狙う。ちなみにグラチャン最多V記録は湯川浩司で3回となっている。
そんな池田にとって気になるデータは「戸田1優出0V」という数字。優出は11年8月のSG東日本復興支援競走での5着が唯一だ。池田の戸田通算成績を見ると、1コースで24戦8勝の1着率33%と意外なほど苦戦している。戸田グラチャンでは1号艇が優勝への大きなカギになってきそうだ。
池田にとってまだV歴のない水面は戸田と若松の2場だけ。戸田グラチャンを制して24場制覇に王手をかけたい。

●戸田0V組……戸田グラチャン出場メンバーのデータを見ると、池田浩二の他にも戸田V歴のない意外な選手が多い。
例えば瓜生正義だ。戸田は通算2優出0V。97年を最後に28年間近く戸田一般戦を走っていないことも大きな要因だが、当地では記念レース優出が一度もなく相性はいまひとつの印象だ。瓜生が優勝歴のない水面は戸田と浜名湖の2場だけ。グラチャンは11年児島大会で優勝しているだけに、14年ぶりのタイトル奪還を戸田初Vで飾りたい。
平本真之は戸田4優出0V。ただ18年の戸田周年で優勝戦1号艇(4着)に乗り、昨年の戸田クラシックでは優出2着で表彰台に上がるなど、決して戸田相性は悪くない。またグラチャンは23年が優出6着、24年が優出4着と近況2年連続優出中。戸田グラチャンで大暴れしても不思議ではないだろう。
茅原悠紀は戸田5優出0V。まだV歴のない水面は桐生、戸田、びわこ、丸亀の4場で、淡水場が3つを占めている。ただ茅原は昨年6月の戸田周年で当地記念初優出を果たして2着に入る活躍。昨年10月の戸田ダービーでも予選6位と上々の走りを見せていた。戸田相性は払拭されつつあるだけに戸田グラチャンも楽しみだ。

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