
SG第52回ボートレースオールスターin丸亀 徹底展望!
●定松勇樹……昨年の多摩川オールスターで優勝。SG出場3節目だった23歳の若武者が、予選を①④③①②着でトップ通過してSG初準優出を果たすと、準優・優勝戦は1号艇で力強く逃げ切って頂点へ。19年11月のデビューからわずか約4年6カ月、登録5000番台の選手としては初となるSG制覇を果たした。
あれから1年、丸亀オールスターで大会2連覇をめざす。定松は丸亀を過去4節走って1優出1V。23年の一般戦でV歴があり、昨年8月のメモリアルでも予選敗退に終わったが節間4勝と見せ場を作っていただけに期待感充分だろう。
これまでオールスターを連覇したのは、79~80年の中道善博、90~91年の野中和夫の2人だけ。定松が史上3人目の記録に挑む。

●佐藤隆太郎……3月の若松クラシックで優勝。予選を①①④②②着でトップ通過し、準優・優勝戦は重圧をはねのけて1号艇で逃げ切り快勝。これまでSGは3節出場していずれも予選落ちに終わっていたが、SG初準優出・初優出・初Vと階段を一気に駆け上がって頂点へ。30歳10カ月でSGタイトルホルダーの仲間入りを果たした。
この優勝によって直近SG覇者として丸亀オールスターの出場権を獲得。東京支部はファン投票で1人も選出されずまさかの出場者ゼロとなるところだったが、佐藤が土壇場で窮地から救ったことになる。
これまで3月クラシックと5月オールスターのSG連続Vは、91年の野中和夫、95年の服部幸男、19年の吉川元浩が達成している。佐藤が4人目に名を刻むのか。

●香川支部……地元となる香川支部からは5人が出場権を獲得した。重成一人、平山智加、平高奈菜、片岡雅裕、中村日向だ。
エース格を担うのは片岡雅裕。昨年の丸亀メモリアルでは予選2位通過の活躍を見せ、地元SG初優出を果たして4着に入った。片岡は丸亀記念レース通算8優出0Vで意外にもまだ地元で大きなタイトルを獲れていない。今度こその思いを込めてオールスターに臨む。
大黒柱は重成一人。丸亀記念レース通算13優出4Vを誇り、07年の丸亀周年、08年の四国地区選、09年の丸亀周年、11年のMB大賞で優勝している。ただ丸亀SGは過去7回出場し、準優出は4回を数えるがまだ優出がない。地元SG初優出とSG初Vをめざすオールスターだ。
中村日向は委員会推薦での選出。SG参戦は2回目になる。SG初出場だった23年平和島クラシックでは、初日にFを喫したのが響いて3連対ゼロと不本意な結果に終わった。あの雪辱を果たしてまずはSG初1着を飾りたい。
女子からは平山智加と平高奈菜が挑む。平山はこれまで丸亀SGを3回経験しているが、意外にも1着ゼロと苦戦。丸亀通算24優出8Vの力を今度こそ見せたいところだ。平高は待望の丸亀SG初出場。オールスターでは22年宮島大会でSG初優出(6着)を飾っており、あの快走を再び演じたい。

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