
SG第52回ボートレースオールスターin丸亀 徹底展望!
●毒島誠……「GRANDE5」の戦いがスタートしたのは14年5月。SGのなかでも特に格式の高い5大会(ボートレースクラシック、ボートレースオールスター、ボートレースメモリアル、ボートレースダービー、グランプリ)をすべて優勝した最初の選手に3億円相当のインゴットが贈られるという制度だ。
毒島は18年にメモリアル、19年にダービー、24年にクラシックとグランプリで優勝。GRANDE5完全制覇に王手をかけ、丸亀オールスターで3億円に挑戦する。
毒島にとって丸亀は13年メモリアルでSG初Vを飾った水面。その後も15年の丸亀周年、18年の丸亀メモリアル、21年の丸亀ボートレース甲子園で優勝するなど、当地記念レース通算7優出4Vを誇る相性抜群の水面だ。ナイターキングが得意の丸亀でオールスター初Vを飾って3億円をゲット、そんなシナリオを想像するのは難しくない。
この大一番に毒島はファン投票1位で臨む。2万4005票を獲得し、22年宮島大会以来となる3年ぶり2回目のトップ当選を果たした。これまでファン投票1位で出場して優勝した選手は野中和夫、山崎智也、峰竜太の3人だけ。毒島が史上4人目の記録を狙う。

●桐生順平……15年にクラシック、17年にグランプリ、24年にダービーで優勝し、GRANDE5の優勝メダルを3つ保持。もし丸亀オールスターで優勝すれば4つ目になり、王手をかけて8月の若松メモリアルで3億円に挑戦という展開になる。
桐生はオールスター出場が15年連続15回目。過去14大会で優勝こそないものの、12年浜名湖大会でSG初優出(6着)、13年福岡大会で優出6着、15年大村大会で優出6着、17年福岡大会で優出転覆、19年福岡大会で優出6着、21年若松大会で優出6着と、実に6回も優出をマークしている。桐生にとって6優出はSG各大会のなかで最多の数字だ。なぜか優勝戦では6着5回、転覆1回と苦戦続きだが、オールスターは相性の良い大会といっていいだろう。
GRANDE5の争いは14年度の制度開始から11年の時を経て一気に面白くなってきた。丸亀オールスターでは毒島が3億円獲得を果たすのか、それとも桐生が阻止して逆王手をかけるのかが最大の見どころになる。

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