
SG第40回グランプリ節間最新レポート【5日目】
<ピットから>

上條暢嵩としては、悔しい11Rとなってしまったことだろう。5コースから渾身のまくり差しで、逃げた関浩哉には届かなかったものの、2マークでは2番手先マイに持ち込んでいる。通常のボーダーと言われる21点には3着で届く計算で、ボーダーが下がりそうな気配となっているだけに、21点ならまず当確、2着に残れば23点で文句なしの当確となっていたはずである。しかし、2番手は捌かれ、最後は茅原悠紀に差されて4着。この時点では優出とうかくとならなかったのだから、レース後は苦笑いばかりが浮かぶのも致し方ない。よく見れば、苦笑いの間に眉間にシワが寄る瞬間さえあった。決して暗い表情ではなかったが、悔恨が胸に渦巻いているのは明らかだった。

関浩哉は昨日の屈辱を巻き返しての優出。会見で明らかにしたのは「毒島さんはあえて放っておいてくれた」ということだ。毒島誠が特にアドバイスをしたわけではなく、自身はシリーズを全力で戦い抜くことで、関に背中を見せたということではなかろうか。明日は、関はグランプリ、毒島はシリーズと、ともに優勝戦を戦う。明日はお互いを尊重し合いながら、刺激し合いながら、ともに笑えるように全力を尽くすことだろう。

ボーダー争いはなかなか混戦で、結局19点に落ち着いている。2戦目に減点を喫した茅原悠紀は19点で終えていたが、そのなかでは上位着順差で最上位。優出はものにしている。ただ、「減点がなかったら何号艇だったんだろ……」と当然悔むこととなった。5号艇での優出、やはり住之江の5号艇5コースは遠い。それでも、6コースからグランプリを勝った男だ! 明日は気合のターンを魅せてくれ!

6号艇で滑り込んだのは馬場貴也だ。今日の2着が利いたわけで、しかし馬場本人はまったく想定していなかったようだ。「ダメかと思ってた」と素直に吐露しており、望外の優出となったようである。ならば腹を括っての勝負を見せてほしい! 今日のところは、まだ落胆の余韻なのか、それともこのままでは優出しても望みはないと考えているのか、やけに物静かだったが、明日には開き直った姿を見せてほしいところだ。
<優勝戦>
シリーズ優勝戦は毒島誠が1号艇。グランプリ1stから合流した選手では磯部誠、宮地元輝が優勝戦に駒を進めた。新開航はこれがSG初優出だ。
そして、グランプリ優勝戦は桐生順平が1号艇。17年以来のグランプリ制覇に王手をかけたことになる。もちろん相手は強敵ばかり。今年のメインイベント、熱い戦いを期待しよう。
11Rグランプリシリーズ
①毒島誠(群馬)
②磯部誠(愛知)
③宮地元輝(佐賀)
④新開航(福岡)
⑤山田康二(佐賀)
⑥井口佳典(三重)
12Rグランプリ
①桐生順平(埼玉)
②関浩哉(群馬)
③西山貴浩(福岡)
④上條暢嵩(大阪)
⑤茅原悠紀(岡山)
⑥馬場貴也(滋賀)

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