
ファン感謝3Daysボートレースバトルトーナメント節間最新レポート【2日目】
<今日のベストレース>

10R 西橋奈未 3コースまくり
まず、結果的に6Rが伏線となっていた。復活戦のこの一戦では松田祐季が3コースまくりで快勝。松田は前検日当日に追加あっせんが決まって駆けつけたので、選考順位は実は最下位。しかし、他の復活戦ではトーナメント4着組の1着がなく、松田が4着組唯一の勝利で、6号艇でのファイナル行きを決めた。慌ただしい前検日だっただろうが、その甲斐あっての優出!
そんな松田と同じようなレースぶりでファイナル行きを決めたのが西橋だ。見事な3コースまくりでイン宮崎奨を捕らえ、バックでも力強く前に押していって、勝利を手にした。そして、松田と西橋は師弟! 西橋は師匠が4レース前に見せたのと同じような勝ち方で、師弟ファイナル行きを決めたのである。地元戦でしっかりと存在感を発揮したあたりも素晴らしい。明日の12Rは師弟対決!
<ピットから>

万感こもった表情を見せたのは、11Rを勝った嶋義信である。何しろ、5号艇にはチルト3度の菅章哉がいたのである。本番では藤原啓史朗がマーク策に出て、菅は5コース。当然、最も警戒していたのは菅だっただろう。しかし、嶋は怯むことなくトップスタートを決めて先マイ! 菅がスタートを決め切れずにまくり不発となったこともあるが、そうでなくとも力強い逃げを放って、ファイナル行きを掴み取った。嶋にとっては、まさしく会心の逃走劇だったことだろう。
その嶋の勝利を喜んだのは重成一人だ。同支部の先輩である重成は、今日は自身のレースを終えると嶋に付きっ切りだった。ペラ調整室で、ペラを叩く嶋の前に陣取って、アドバイスを送っていたのだ。それも実を結んだのが1着という結果。後輩の快走に重成もテンションが上がったようだった。嶋が報道陣に囲まれていると、「嶋くん! 重成さんにペラ見てもらったって言っといてよ!」と叫ぶ重成。嶋も、報道陣も、また関係者も大爆笑! 嶋は恐縮もしてましたね。明日もまた、重成は後輩の背中を押すべく、嶋を見守り続けるだろう。

セミファイナル2着で勝ち上がったのは地元の総大将・中島孝平だ。10Rで2着をゲットしたわけだが、その後の11Rと12Rには、また9Rにも、中島と同じトーナメント2着選手のなかに選出順位が中島より上の選手はいなかった。つまり、11Rと12Rでトーナメント1着選手が2着にならない限り、中島のファイナル行きは決まる。かなり有利な立場となったのだ。
そんな中島を「もう決まりじゃないの?」と囃し立てたのが海野康志郎。菊地孝平も尻馬に乗っていた。もちろん決まりじゃないんだけど、そう言われれば中島も悪い気はしないというか、次第にニンマリ。そして、実際に決まった! ファイナルには地元のA1レーサーが3人進出。中島を先頭に地元Vを目指す!
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