
ファン感謝3Daysボートレースバトルトーナメント節間最新レポート【前検日】
本誌モーターキングの三島敬一郎が、前節までチェックした時点での注目モーターは下記の通り。
56号機(55.3%) S バランス良い動きのエース機。全体的に強めで抜群
43号機(43.0%) A++ 出足、行き足、回り足と道中で活きる足が強い実戦足型
49号機(40.1%) A+ 本体素性は良く、出足系より直線系の足色には余裕がある
12号機(37.5%) A+ 直線系統は強めで負けないレベル。回転調整次第の印象
38号機(38.0%) A+ ターン回りの出足系から、直線に押す中間速が良い状態
33号機(39.0%) A+ 直線、伸び系には余裕があり、出足系込みで好バランス
18号機(33.6%) A バランス良く仕上がっていて、直線系の伸びは余裕あり
54号機(37.3%) A 負荷の掛かるターン系より、強めの中間速や抜け感が◎
40号機(38.7%) A 実戦足中心に良い動きで、ターン回りのグリップ感が良好
25号機(37.0%) A 直線系の伸びの部分に余裕があり、ペラ調整次第の印象
モーター抽選の結果、引き当てたのは下記の選手たちだ。
56号機(55.3%)=佐々木康幸(静岡)
43号機(43.0%)=松田祐季(福井)
49号機(40.1%)=大野芳顕(福岡)
12号機(37.5%)=白神優(岡山)
38号機(38.0%)=海野康志郎(山口)
33号機(39.0%)=平田さやか(東京)
18号機(33.6%)=武井莉里佳(兵庫)
54号機(37.3%)=西村拓也(大阪)
40号機(38.7%)=下寺秀和(広島)
25号機(37.0%)=松尾拓(三重)

唯一の2連対率50%超えの56号機は佐々木康幸がゲット。引いたのが56とわかった瞬間、佐々木は笑みを見せている。大上卓人が周年記念を制した43号機は、追加参戦の松田祐季の手に。松田は急遽の参戦で、抽選順はラストとなっていたのだが、まさに残り物に福といった格好。ドタバタと三国入りした甲斐があったということになるか(ただし枠番抽選は……)。

主力勢では海野康志郎がターン回りや中間速がいいという38号機をゲット。海野の持ち味を生かせそうな素性であり楽しみ。また、平田さやか、武井莉里佳の女子勢も好機を引き当てている。伏兵的存在ではあるが、これまでのトーナメントではA2勢の活躍も少なくなかっただけに、大暴れを期待したい。

前検タイム
1 武井莉里佳 6.62
2 下出卓矢 6.65
海野康志郎
4 森悠稀 6.67
5 小林孝彰 6.68
6 藤原啓史朗 6.69
青木蓮
8 藤堂里香 6.70
9 宮田龍馬 6.71
福田宗平
三浦永理
長嶋万記
佐々木康幸
前検タイムトップは武井莉里佳。「直線系の伸びは余裕あり」と三島が評する18号機をゲットし、まずはその評判通りのタイムを出したということになる。トーナメントは外枠だが、この足を活かして活躍できるか。
2番タイムはさすがの下出卓矢。地元で早くも直線をある程度のところまで引き出してきたか。海野康志郎が2位タイで並び、三島10基に名を連ねる38号機のパワーを発揮してきたということだろう。
エース機を引いた佐々木康幸が9位タイとさすがの好時計。ここからさらにどう引き上げていくかがカギとなりそうだ。

ところで、本来はここに名を連ねなければならない「あの男」の名前がないことにお気づきだろうか。そう、菅章哉だ。前検タイムは6.91秒。なんと、ワーストタイムなのだ。これは大異変! チルト3度で走ったのにこのタイムとは暗雲垂れ込めるというしかない。どうやら調整を失敗したようだが、初日初戦は6号艇。3度必至の一戦だけに、どう立て直してくるのかに注目しよう。
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