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TOP特集節間最新レポートPGⅠ第12回ヤングダービー節間最新レポート【最終日】

PGⅠ第12回ヤングダービー節間最新レポート【最終日】

9月1日時点で30歳未満の若武者たちが出場するヤングダービー。まさに若手最強決定戦であり、また未来のトップスターへの登龍門である。舞台はボートレース宮島。世界遺産を望む水面で激突する若者たちの戦い模様を現地より毎日、お伝えしてまいります!

<ピットから>

 二転三転の優勝戦。ターンマークのたびに、ピットでも歓声や悲鳴はあがった。
 まず大声をあげたのは装着場で観戦していた竹間隆晟。井上忠政が3カドからまくって出た瞬間だ。当然、先輩の優勝を意識したはずで、竹間のテンションは上がった。しかし、次に愛知勢の歓声に変わることになる。特に、まくり差した前田滉の兄である篤哉と翔だ。同支部では吉田裕平も優出していたが、篤哉と翔にとっては思い入れはやはり滉に対して巨大である。
 1周2マークでは、大阪勢と愛知勢の悲鳴と同時に、豊田健士郎が歓声をあげた。中山翔太が競り合いを差して先頭に立ったのだ。「翔太、持ってる! 持ってる!」。自身の無念をはるか後輩がかわりに晴らしてくれた、そんな思いだったのか。しかし、2周2マークで「あぁっ!?」と豊田は慌て、そしてふたたび愛知勢の気勢が上がった。
 そして3周1マーク。愛知勢が快哉を叫ぶと同時に、豊田は悲しそうな表情になってレスキュー発着場へ駆け出す。最も悔しいのはもちろん中山だが、先輩の豊田もその瞬間、思いを共有したかのような、そしてもちろん容態を気にして不安がる、苦しい表情になっていた。

 前田がVゴールを決め、凱旋するとやはり最もハイテンションだったのは篤哉と翔だ。滉はその姿を見て、涙が出そうだったと会見で振り返っている。GⅠ初制覇もちろん嬉しいが、家族が喜んでいる姿はそれを増幅して当然である。会見では妻である山崎小葉音への思いを問われて照れた表情を見せたが、家に帰って山崎に報告したとき、また新たに喜びが沸き上がってくるだろう。

 それにしても……中山はこの優勝戦でさまざまな思いを味わうことになった。最後は巨大な悔恨しか残らなかっただろうが、それも含めて、今後に向けてとてつもなく貴重な経験となったはずである。中山は涙を流していた。21歳の若者ながら、実に落ち着いた様子を見せてきた中山が、最後は感情を隠せなかったのだ。この涙もまた、中山翔太を大きくさせるスパイスになると信じる。

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