
PGⅠ第12回ヤングダービー節間最新レポート【5日目】
PGⅠヤングダービー5日目
1コース 8勝
2コース 0勝
3コース 1勝
4コース 2勝
5コース 1勝
6コース 0勝
決まり手
逃げ 7回
まくり 3回
まくり差し 0回
差し 1回
抜き 1回
恵まれ 0回
マンシュウ
3R ④-②-③ 11030円(50人気) 豊田健士郎(4コースまくり)
9R ④-②-⑥ 35140円(74人気) 中野希一(4コース差し)
10R ⑤-⑥-① 18540円(34人気) 井上忠政(5コースまくり)
5日目は準優日。インが圧倒的に強かった初日から、基本はイン優勢の流れを保ちながら、1コース1着回数は右肩下がりで推移してきた今節。一般戦はイン優勢に進んだわけだが、後半に入って波乱も続出。準優もいきなり5コースが勝って、不穏なムードも漂った。
しかし11Rと12Rでインが勝って、結果的にイン8勝。やはり全体的に1コースが優勢な一日となったのだった。
<準優勝戦>

●10R
枠なり3対3の穏やかな進入から、突き抜けたのは5コース! 井上忠政だ。直線足に定評があった井上が、4カド板橋侑我がヘコむ隊形になったことも手伝って、一気に内を叩いていく。1マークはまくり一撃! 一気に内を呑み込んで、優出一番乗りを決めた。
イン末永和也はなんとか粘り込んで2番手を走ったが、2マークでくるり小回りで追いついたのは中村日向。6コースから、井上のまくりに連動して上位に取りつき、2マークのこのターンで末永に追いついている。ホームでは艇をびっしり併せての競り合いとなり、2周1マークは先マイ。それでも末永は執拗に追いかけ、2周2マークで差し返しをねらったものの、中村の内にねじ込むことができず後退。中村が2番手を獲り切って、優出をもぎ取った。2連単は⑤-⑥! GⅠウィナーが3人、SG経験者が4人というかなり濃いメンバーの準優は、なんと外枠決着となったのだった。

●11R
今節最年少、130期とキャリア3年ほどの中山翔太がスゴい! 準優1号艇で重圧がなかったとは思えないが、しかしきっちりとハナを切るスタートで逃げ切り快勝! ヤングダービー初出場で初優出という壮挙を果たしてみせた。
エース機・飛田江己は3コースから好気配も、2コースの吉田裕平はそれを見越してか、握っての勝負。飛田を止めて、2番手を確保した。2マークは3艇の争いになったものの、全速戦で交わし去る。まさに格上、キャリアで上回る吉田の見事な立ち回り! 機力的には決して優勢ではないものの、しっかりと優出を果たしたあたりはさすがの一語である。

●12R
枠なり3対3で、スリットはほぼ同体。こうなればイン優勢の隊形だが、これを崩しにかかったのが4カドの前田滉だ。鋭い伸びで内を叩いていくと、イン新開航まで届く勢い。しかし新開がきっちりと落として冷静な先マイ。前田を前に出すことなく、逃げ切りを決めた。
前田がまくったことで生まれた差し場に飛び込んだのは勝浦真帆。18年の大山千広につづく女子優出かという展開となっている。しかし、直線足で勝るのは前田で、それを意識してか勝浦は2マークやや寄り気味のターン。ふところが開くところを前田がきっちりと差して、優出を決めた。
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