
SG第71回ボートレースメモリアル節間最新レポート【4日目】

<今日のベストレース>
7R 白井英治 2コースまくり
前のレースで予選トップ通過は瓜生正義に決定。それでもできれば準優には好枠では乗りたいというのが道理である。このレースで白井は2号艇2コースで登場。スリットではイン茅原悠紀に対してわずかに舳先がのぞく程度だったが、そこから軽快に伸びていくと、1マークでは躊躇なくジカまくりを選択した。
これが見事に決まった! この勝利で白井は得点率7.67に上昇。そして、準優1号艇を確実なものにしたのである。スリットから押していく足色や、まくったあと出口で押し、舟が返ってくる部分の足色はなかなかの仕上がりと見え、準優に向けて機力的にも手応えを感じる勝利だった。
思えば、白井のSG初優勝は14年の当地メモリアル。当時はSG優出を重ねながらも優勝に届かないのは艇界の七不思議と言われていたものだ。その呪縛から解き放たれたのが11年前の若松メモリアル。優勝戦は2コースまくりでの快勝だった。そう、今日の勝利はあのときをまざまざと思い出させるもの! 好リズムで11年前の再現に向けて前進する快勝だった。

<ピットから>
西山貴浩と森高一真がプライベートでも仲が良いことはすっかり知れ渡っている。ピットでも行動をともにする場面を頻繁に見かける。今日の1Rは、西山にとって最大の勝負どころ。6号艇で上位に入らなければ後半を待たずして終戦してしまう。その状況を前付けで打開しようと3コースまで動いたのだが、その西山を容赦なく叩いたのが4カドだった森高だった。水面では仲がいいとか悪いとか、まったく関係なし!
ピットに上がった西山は、放ったスタートであることをさまざまな選手にアクション付で語り掛けていた。その様子はサバサバしているようにも見えたのだが、そうして敗因を話し続けているのが悔しさのあらわれ。その思いを覆い隠すかのような、西山ならではの振る舞いだろう。

そんな西山に、森高は右手を掲げて、にっこりと笑った。悪いな、西山。もちろん西山の状況をわかっていたはずだが、それを忖度などしないのがトップレーサーである。真っ向勝負をしたからこその、森高の笑顔。もちろん西山はひとつうなずいて、右手を掲げ返している。
その30分後、リラックスして談笑している森高と西山の姿があった。ガチンコ勝負をしたあとは、心安い仲間同士。わだかまりなどもちろんあるはずもなく、そうしていつも通りに語り合っていることが、西山の無念を癒しているようにも見えたのだった。
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