
SG第71回ボートレースメモリアル節間最新レポート【3日目】

<今日のベストレース>
8R 山口剛 2コースまくり
スタートタイミングを見れば、イン桐生順平がコンマ15で、山口はコンマ10。のぞいてはいるが、半艇身まで出ていたわけではない。しかし、1マークに差し掛かる頃には「これはまくる!」と伝わってくるような、決然たるジカまくり! まさに闘志あふれる2コースまくりで、桐生順平を沈めて勝利をもぎ取った。
この勝利が大きいのは、勝負駆けにつながる勝利でもあったからだ。山口は初日ゴンロク発進。先行きが一気に怪しくなったものだった。しかし2日目は3着で、今日は1着。これで得点率4.75まで引き上げて、明日は2走で17点というところまで巻き返してきた。明日の枠番は4号艇と1号艇。後半は必勝態勢だし、前半もカド攻めがありうるポジションだ。今日大きな着順を獲っていたら予選突破は絶望だっただけに、好枠を残して勝負駆けに臨めることで山口はさらに闘志を高めているはずだ。明日も気合のレースを見せてくれることだろう。

<ピットから>
1R、海野康志郎が6号艇から前付けで2コースを奪った。スタート展示は3コースまでだったから、さらに力強く動いたことになる。いや、展示で見せた海野の気合に、突っ張るのは得策ではないと他の選手が判断した可能性もある。それくらい、強い思いがこもる前付け。
強い思いは作戦面だけではなかった。なんと体重53.0kg! 一般戦では60kgで走ることも珍しくない海野。前検日の体重も58kgだった。昨日は55kgで、そして今日は53.0kg。まさに鬼気迫る減量である。これが実って、海野は2着ゲット。凄すぎ! ピットで会う海野は、頬が引き締まっているのが一目瞭然。そこには凛々しさも漂う。ただ、少しふらつくようなところも見えたレース後だったので、少しは食べて、体調万全で勝負駆けに臨んでほしい。明日は1号艇と得意の3号艇だ!

丸野一樹の表情がかなり明るくなってきた。初日は6号艇で5着と出遅れたが、昨日はイン逃げを決めて、今日は2コース差しで1着、3号艇で3着。後半は引き波のなかでも押していく足色があったそうで、丸野曰く「オーシャンカップのときのような楽しみのある足」。オーシャンは2号艇で準優に乗っており、4日目の結果次第ではふたたび内枠で準優に臨める可能性は充分。ただしオーシャンは準優で敗れてしまっている。まずはその雪辱を果たすためにも、明日はきっちりと勝負駆けを決めたい。
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