
GⅡ第7回全国ボートレース甲子園節間最新レポート【3日目】

<今日のベストレース>
5R 峰竜太 5コースまくり
前検からモーターは出ていると宣言し、実際に好気配を見せていた峰竜太だが、2日目まではいまひとつ消化不良の成績。ドリーム戦は4着で、昨日も3着2本。2コースだった10Rは1マークで大きく後退。道中逆転で3着浮上はさすがだったが、峰の強気の言葉とは裏腹の結果となっていた。
この5Rは5コース。3コースから遠藤エミが軽快に出ていき、1マークは得意のツケマイ態勢かと思われたが、その外から峰がさらに伸びた。そして、遠藤がハンドルを入れて握るかというタイミングで、峰はその外を二段まくりのようなかたちで強襲。そのまま一気に突き抜けて、今節初勝利をモノにしたのだった。この引き波を浴びた遠藤は大きく後退してしまっているほど、威力十分の一撃だった。
後半12Rは4号艇で3着。ひとまず準優出は問題なさそうだが、明日は1号艇だけに、きっちり勝って準優好枠を手にしたい。

<ピットから>
1R、1マークで菅章哉が振り込んで、さらに村上宗太郎が接触。その瞬間、ピットには緊張が走り、選手代表の馬場貴也や同地区の森高一真らが慌てたように装着場に駆け出している。心配そうに1マークのほうを見つめる馬場や森高。やがて、エンジン吊りのために多くの選手が揚降装置の前に集まってきたが、すべての選手が同じように1マーク方面を見つめた。距離は遠く、細部はわからないけれども、そちらに目を向けずにはいられないのだろう。事故やケガは他人事ではない。まして、かなり危ないシーンにも見えていただけに、菅の容態を不安に思うのは当然だ。

救急車が出動して、菅は搬送されている。それまでずっと付き添っていたのは森高一真で、その森高によれば「本人は折れてる言うてるけど、折れてないと思うで。いけるやろ」。その見立て通り、菅は左肘と腰部の打撲。途中帰郷にはなったものの、それほど大きな負傷とはならなかったのは不幸中の幸いだ。菅は来月のボートレースメモリアルに出場予定。万全で登場することを祈る。
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