ＳＧボートレースオールスター５日目

１コース　10勝
２コース　０勝
３コース　０勝
４コース　１勝
５コース　０勝
６コース　１勝

決まり手　
逃げ　　　　10回
まくり　　　２回
まくり差し　０回
差し　　　　０回
抜き　　　　０回
恵まれ　　　０回

マンシュウ
なし

　今節はとにかくインが強い流れだが、５日目もそれを引き継いだ一般戦である。１～８Ｒでイン６勝。５Ｒで菅章哉がチルト３度でまくり、８Ｒで井口佳典が４カドからまくったが、つまりは一撃でしかインを攻略できなかったということ。予選を終えた５日目、最終日はインが強くなることが往々にしてあるものだが、今節はその色合いがさらに濃厚だったということである。
　準優勝戦も、１号艇がインから３連勝！　それぞれが仕上がりの良さをきっちりと見せつけた３個レースであった。
　結果、本日はイン10勝、マンシュウ０。２日続けてマンシュウが出ないとは……。

＜準優勝戦＞
●９Ｒ
　ほぼ横一線のスリットから、峰竜太がイン先マイ。篠崎元志が３コースから握り、佐藤翼が４カドから的確に差したが、峰には及ばず。峰が文句なしの完勝で優出一番乗りとなった。峰は「（佐藤）隆太郎とか上はいるけど、自分も抜群の仕上がり」と自信をもつ。その通りの足色で、優勝戦に期待をもたせる勝ち方を見せた。
　篠崎と佐藤が２番手争いとなり、佐藤が必死に追いすがるものの、篠崎が捌き切っての２着。昨年はいちどもＳＧでの優出を果たせなかったが、嬉しいファイナル行きとなっている。

●10Ｒ
　６号艇の島村隆幸がチルト３度で臨んだ。同支部の先輩である菅章哉のアドバイスも受けてのチャレンジだったが、コンマ01の勇み足……。ピットには重苦しい空気が一気に漂っている。
　勝ったのは茅原悠紀だ。展示タイムでは茅原が６秒74、島村が６秒70だから、島村が正常スタートを決めていたとしても跳ね返して逃げ切っていたかも。文句なしの完勝劇！
　２コースの吉田拡郎が握り、３コースの桐生順平が差す間隙を突いたのは５号艇５コースの遠藤エミ！　茅原までも届くかというまくり差しだったが、茅原の航跡に乗る形で艇が浮き後退。惜しいところで優出を逃してしまった。２番手抜け出したのは桐生で、２マークで吉田がツケマイを放ってきたものの、しっかりと受け止めて先行した。１マークで吉田の動きをしっかり見据えて差した桐生がさすがだった。

●11Ｒ
　スリットでは６番手スタートだった佐藤隆太郎だが、やはり仕上がり抜群！　伸び返したばかりか、むしろ２コースから外を置き去りにするような勢いで１マークに到達して先マイ。ターンも申し分なく、きっちりと逃げ切ってみせた。強い！
　２番手は磯部誠と土屋智則、さらに宮地元輝が争う格好に。２マーク、先に回りにいった宮地を、磯部が的確に交わす。その宮地を抱いて回った土屋が磯部を猛追するが、磯部も冷静に捌いて２番手確保。優出を決めた。これで優出６人全員がＳＧウィナーということになった！