
ヤングダービー徹底解剖!#1 新開航選手独占インタビュー
■ラストチャンスのヤングダービーは優勝だけを目指したい

――新開選手は2022年に初めて記念を獲り(芦屋モーターボート大賞)、最多勝利のタイトルも取るなど頭角を現してきた印象があります。それまでと比べて何か変わった点はあったのでしょうか?
新開 いちばんはスタートが良くなったことですかね。それでスタートを活かすにはどういう調整をすればいいかを考えるようにもなりました。瓜生(正義)さんは攻めのプロペラにすることが多くて、そういうのを見ていた影響もあった気がします。
――2023年、24年もそれぞれGⅠを獲りました(23年とこなめダイヤモンドカップ、24年桐生周年)。順調にステップアップできている感覚はありますか?
新開 2022年頃から仕事に対する意識が変わってきたのかもしれませんね。理由ですか? 結婚とかがきっかけになっているのかもしれませんが、少し心に余裕ができてきて、もうちょっと仕事を頑張ってみようかなっていう気になってきたように思います。SG出場が現実的な目標になってきた頃からもまた変わりましたね。出たいなって気持ちが強くなり、いまは出続けることを目指しています。
――選手として自信があるのはどんなところですか?
新開 自分では、なんでもできるオールラウンダーというか、どんなモーターを引いても、どのコースからでも勝負ができるような選手になることを目指しています。だから、ここがダメだという部分がないようしていきたい。今はあくまで目指している段階で、実際にできているかはわからないです。クラシックでフライングを切ってしまったあとは、リズムが狂ってしまった部分もあるので、そういうことはないようにしていきたいですね。
――すでに今年も後半戦に入っていますが、今年の目標はどうですか?
新開 グランプリに出られる18人に入ることを目指して頑張りたいんですけど、そのためにもまず、記念でしっかり結果を残してチャレンジカップに出ること。それを目標にしています。やっぱりヤングダービーは大事になりますね。
――グランプリはいつから意識するようになりましたか?
新開 シリーズ戦に行ったときからですね(グランプリシリーズは2022年が初出場で、SG初出場でもあった)。もう1つ上の舞台に行ってみたいなって、そのときに思いました。
――他の大会に比べて「ヤングダービーはここが面白い」「ここを見てほしい」という部分はありますか?
新開 初めてGⅠに出る選手も多いので、若手ならではのフレッシュな部分を見てほしいですね。
――ヤングダービーでは比較的、コース争いも見られますが、新開選手はそのあたりはどうですか?
新開 そういう点に関しても、僕はもう、いつもどおりですね。コースを動く予定はまったくないです。どのコースからでも勝てる選手になることを目標にしてますから。
――とはいえ、当たり前のことながら優勝戦に乘るなら6号艇より1号艇がいいですよね。
新開 それはもちろん! 優勝戦は1号艇に乗るのが理想なので、そこを目指して走ります。
――今年もヤングダービーでは優勝候補に挙げられますが、そのあたりの意識はどうですか?
新開 そこはあまり意識してないです。どのレースもそうですけど、自分のできることを精一杯頑張るだけです。
――あらためてヤングダービーへの意気込みを聞かせていただけますか。
新開 ラストチャンスなので、しっかり優勝だけ目指して走ろうと思います。
明日は宮島水面攻略を公開予定!!お楽しみに!
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