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TOP特集連載記事黒須田守のボートレースと旅打ち酒の日々(2025年10月号)

黒須田守のボートレースと旅打ち酒の日々(2025年10月号)

ボートレースに溺れ、酒にまみれる…… ボート雑誌の編集長が、ボートレースのために出かけ、酒を呑んだくれる日々。ただそれだけのこの記事が、なぜか読者に温かく受け入れられるという……。というわけで、今年度も続行! 相も変わらずボートと酒にまみれる日常を、やはり臆面もなく自撮り画像をさらしながら綴る旅打ち酒記。 文・黒須田守

●7月7日~13日 ボートレースびわこ


 3節ぶっ通し旅打ち酒……いや、3節ぶっ通し取材のラストはボートレースびわこの全国ボートレース甲子園。宿泊は滋賀県大津だ。
 滋賀といえば、隠れた酒処。地酒の蔵は山ほど存在し、大津の居酒屋に行けば、日本酒のラインナップはほぼ滋賀の地酒だったりする。大津の方たちも、美味し地酒が多いことに誇りを抱いているのだろう。だから、大津の行きつけといえば、そうした滋賀の酒のラインナップが豊富なところが多い。びわこ遠征といえば、日本酒まみれになることが必須というわけなのである。


 しかし、今回は少し様相が変わった。前回の大津遠征時に出会った立ち呑み「スタンド林屋」さんに通いまくる日々となったのだ。最近のワタシはといえば、すっかり立ち呑み好きなもので。そして、この林屋さんが名店中の名店なのである。
 ちなみに、林屋さんは立ち呑みオンリーのお店ではなく、奥のほうにはテーブル席が広がっており、立ち呑みエリアはお店の手前だけ。見ていると、複数で訪れるお客さんは奥に向かう方が多く、立ち呑みエリアに留まるのは単身の呑み助が多いようであった。まあ、ワタシは畠山シュー長と連れ立って来ても立ち呑みに根を生やしてましたが。


 林屋さんはとにかく、肴が絶品。鶏ハラミのおろしダレ焼は、赤星またはプレーンサワーを呑む際には必須。タレの味は後を引くこと必至で、何度でもリピートしたくなること間違いなしである。本マグロの生レバ風は、メニュー名を見ると???と首を傾げるが、注文してみると納得。マグロをゴマ油と塩で食べるもので、このアイデアは素敵すぎる。また、タコぶつがめちゃ美味し! 林屋さんも滋賀の地酒を置いているので、これを頼むと日本酒を呑みたくなってしまう、というか、呑んでしまう。

「林屋」さんの鶏ハラミのおろしダレ焼。マジで美味いから!
林屋さんはタコブツも美味い。これは滋賀の地酒で!


 で、シュー長がメニューを眺めながら、「パスタもあるんだな」と呟いたのである。そう、たしかに気にはなっていて、居酒屋メニューが並ぶなかにパスタの項目がある。そしてよく見れば、カプレーゼとかアクアパッツァとかのメニューもあり、さらにはジェノヴェーゼピザ生ハム乗せ、なんてのもあるのである。むむむ? するとシュー長、すかさずドリンクメニューを確認し、ワインの品揃えもしっかりしているのを発見。「大将はイタリアンの心得があるに違いない!」と興奮し出したのである。えーと、それらのメニュー、イタリアンで間違いないですか?

そんな居酒屋メニューの中にイタリアン系! これがどれもこれも美味しで、ワインが進みまくりました。こんな立ち呑みもイイネ!


 というわけで、ある夜、僕とシュー長は赤星で乾杯すると、おもむろにワインを注文。そしてピザにパスタなどを肴に選んで、立ち呑みイタリアンと洒落込んだのである。いやあ、ワインも美味いし、ピザもパスタも最高! あえて大将とは話さなかったけれども、この道を究めたシェフが始めた立ち呑みではないか、と思われた。立ち呑みはちょっとなあ、という方はぜひ、奥のテーブル席に陣取って、ワインとピザを楽しんでみてください。飛ぶぞ!


 まあ、一人で訪れたときにはやっぱり赤星にプレーンサワーで、赤ウインナー炒めとか食べるんですけどね。とにもかくにも、林屋最高。結局4回ほども通った、びわこ甲子園の夜なのであった。
 

大津の大のお気に入りである「えんや」さんにも行きました。美味い魚に会える店と銘打たれていて、その通りに魚系が充実。稚鮎の天ぷらは日本酒しか合わん!
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