
BBスタッフ毎月旅打ち(2026年8月号)
初日 ライブパート


コンサート当日の6月14日。経路は羽田→小松の空路を選択した。鉄ヲタとしては北陸新幹線に後ろ髪を引かれる思いだが、早めに旅程が決まっていてかつ往復であれば空路のほうがいまや断然に安い。今夏のツアーは10日後に横浜アリーナ、8月下旬に聖地・神宮(2日前に当選の吉報)に参戦が決まっているのでなにかと物入り。ここは愛する鉄道を振ってでも節約した次第である。
自宅からは京浜急行にて羽田、そして何事もなく石川県の小松空港へ。搭乗前は気がつかなかったものの、福井駅行きの空港バス乗り場までくると鞄にグッズ付きはもちろん、すでに推しメンのユニフォームに着替えたようなファンもいっぱいいる。こりゃチケットも易々とは取れませんなというのを実感しつつ、高速バスで福井駅に着けば、駅ビルのBGMからして乃木坂46メドレー、そして鉄道組のファンも合流して溢れかえっている。昨年の高松公演もJR四国を先頭に香川県中でお迎えムードとなっており、経済効果も何億円とかの指標が出ていたことを考えると、おそらく誘致などもしているのだろう。
それではさっそく地域貢献させていただくかと駅チカの「もみじそば遊歩庵」にて県内そば粉10割の越前そばをいただいた。また今回ただひとつの観光らしい観光として、駅から徒歩5分ほどの「柴田神社」へ向かう。



こちらは大河ドラマなどでもおなじみ、戦国武将の柴田勝家とその妻・お市の方、夫妻の娘3人を祀った神社で「絆の神社」とされている。今回ここに立ち寄ったのは「当代の推しメンが“柴田”柚菜」で、さらに絆の神社に拝んでおけば柴田のセンター曲が披露されるのではないか、という目論みである。乃木坂46には1枚のシングルで“選抜曲”と“アンダー曲”という2種類のメイン曲(言い方で序列は察してほしい)があるのだが、柴田はこの括りではアンダー1曲しかセンター曲がない。それがライブで披露される、つまりドドンと目立てるかはいつも狭き門なのだ。そんなわけでお賽銭46円とともに神頼み……の最中に思い出したのが、夫妻の娘3人のうち1人は茶々こと後の秀吉の嫁となる淀君であり、今年の大河『豊臣兄弟』で淀君を演じるのは現在の乃木坂46ではエース格の井上和だ。井上のセンター曲は終盤で特に盛り上がるので、こちらも披露されるようにお願いをしておく。


参拝を終え、駅前に停車場がある福井鉄道福井駅からサンドーム福井の最寄り駅・サンドーム西に出発。こちらは街中を出るまでは車と一緒に走る路面電車、初乗車なので乗り鉄分もここで摂取しておく。そしてこの福井鉄道、車内も下車後の道のりも乃木坂46コンサートへの最寄りとは思えないほど(行きも帰りも。帰りが空いているのは貴重)ガラガラで、どうやらほとんどのお客さんはハピラインふくい(旧北陸本線)の鯖江駅を使うようだ。訪れる際はどうぞ福井鉄道を。


サンドーム西駅から徒歩15分、ついに会場のサンドーム福井に到着。なんかその、首都圏など大都市の会場だと同じくらいの規模でも殺伐とした空気を感じることもありますが、どことなくのどかな感じがするのは気のせいでもないもので。和気藹々と物販に譲り合って並んだり、記念撮影をしてもらったりとしているうちに、いよいよ16時半からぎっちり約1万人の観客とともにスタート。小ぶりのドーム設計でどこからもメンバーが見やすい、そして音響も最高(東京ドーム規模だといずれも望めない)の会場で、アンコール4曲を含めて28曲、2時間半があっという間にて終了と相成った。前日の13日に同会場から始まったこの夏のツアー、直前に発表された42枚目のシングル曲『是非に及ばず』も本編の最後にさっそく披露されたほか、柴田のセンター曲『交感神経優位』も中盤にて登場。やはり盛り上げには欠かせない井上センター『おひとりさま天国』も最終盤でお目見えするなど大満足。ありがとう、柴田勝家殿。ありがとう、柴田柚菜。そして心からありがとう、乃木坂46。



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