
新概念データ今昔~本誌オリジナルデータで見るボートレーサーの変遷~(2026年6月号)
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菊地孝平
の今昔

地元開催となるオールスターは、菊地にとって並々ならぬ思いととも戦う一戦となるだろう。一昨年のグランプリ、トライアル2ndでフライングを切り、これによって昨年1年間、SGから遠ざかることとなった。つまり、地元オールスターはSG復帰戦でもある。気合が入らないわけがない、特別な一節なのだ。SG5Vの菊地だが、前回は16年メモリアル。気がつけば約10年である。久しぶりの戴冠を味わうには、うってつけの舞台がこのオールスターとなることだろう。
菊地といえば、スタート巧者で知られている。その代表選手と言ってもいいだろう。となれば、センターコースではまくりが主体となるか、といえば、実のところそこまでではない。3コースと4コースでまくりが圧倒的に多いのは17年のみで、決まり手最多がまくりという年もあるけれども、まくり差し1着と接近していることも多く、むしろ自在派と分類すべきであろう。菊地は聡明であることでも知られる。まさにその頭脳で、そのときの隊形に応じてハンドル捌きを冷静に変えられるということだろう。もちろん、一気に出切るかたちになれば、躊躇なくまくる。内から伸び返してくればすかさずまくり差し。そうした展開を捕らえる力に長けていると考えていいだろう。
それは2コースでも同様で、まくりと差しが接近している年がけっこう多い。近年はかなり差しにシフトしている数値となっているが、基本的にはイン選手の戦い方に応じてしっかり捌いている証しと言えるはずだ。スタート巧者だから、2コースからスタート決めてジカまくり、というパターンだけではない。さまざまな引き出しがあり、それを瞬時に選択して開けることができる。そうしたタイプということだ。
そういえば、かつての菊地は6号艇では前付け、というイメージがあった。実際、16~20年にかけては6コース回数がかなり少なくなっており、それが戦略のひとつとなっていたということだ。しかし、それ以降はそこまでではなく、特に23年と24年は他コースと回数に差がなくなっている。近年は6号艇でも枠なり基本となっているのだ。昨年はGⅠからも遠ざかっていたわけだが、一般戦でも6号艇から前付けに動き機会は多くなかった。ということは、オールスターでも6号艇なら枠なり6コースか。それとも地元SGで以前の戦略に戻ることになるのか。そのあたりにも注目しておきたい。

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