
SG第29回チャレンジカップinとこなめ 徹底展望!
●山口剛(広島)……昨年の福岡チャレンジカップで優勝したのが山口剛だ。予選を②②④①⑤着の8位で通過し、準優で3コースまくり差しを決めて優出すると、優勝戦では2コースから鮮やかに差しハンドル一閃。10年のボートレースクラシック以来となる約15年ぶり2回目のSG制覇を果たした。この節が開幕する時点では賞金ランキング26位という位置だったが、優勝賞金3700万円を獲得して一気に7位まで浮上。大逆転でグランプリの出場権をつかみ取った。
あれから1年、今年もしっかりチャレカへの切符をつかみ、大会史上初の2連覇をめざしてとこなめに乗り込む。山口はこれまでチャレンジカップに11回出場して5優出1Vの好成績。優出率45%と相性抜群だ。13年の津大会でチャレカ初優出(6着)を飾ると、21年~23年には3年連続優出をマークし、25年の福岡大会でチャレカ初優勝。22年鳴門大会では優勝戦1号艇で2着に敗れる悔しい思いも味わったが、昨年その雪辱を果たして栄冠を手にした。山口にとって5優出はSG8競走のなかで最も多い数字(※2番目がダービーとグランプリシリーズで3優出)。今年もチャレカ巧者がV争いを沸かせるのか。
とこなめ相性が良いのも追い風だ。当地通算12優出3Vの実績。とこなめ記念レースでは4優出1Vをマークしており、20年とこなめMB大賞で優出3着、22年とこなめ周年で優勝、22年とこなめダービーで優出2着、そして今年6月のとこなめ周年で優出4着に入っている。20年以降に限れば当地記念レース出場8節で4優出1Vという活躍ぶりだ。
チャレンジカップはこれまで28回開催されているが、優勝者が翌年のチャレカで優出したケースがわずか3件。田村隆信(11年優勝、12年優出4着)、太田和美(14年優勝、15年優出6着)、毒島誠(17年優勝、18年優出3着)の3人だけだ。SG8競走のなかでも最も連覇への道が険しい大会といえるかもしれない。ほとんどのSGでは優勝者に翌年の優先出場権が与えられるが、チャレンジカップにはそれがないのもひとつの要因だろう。今年は山口がその難関に挑む。偉業を成し遂げるのか注目だ。

●遠藤エミ(滋賀)……遠藤エミは賞金ランキング29位。GⅡレディースチャレンジカップではなくSGチャレンジカップに参戦する。
遠藤のチャレンジカップ出場は22年と24年に続いて2年ぶり3回目。22年はクラシック優勝によりグランプリ出場へ当確ランプを灯した状態での鳴門チャレカ参戦だったが、得点率18位タイに入るも上位着差で敗れて予選19位の次点という悔しい結果に。24年は賞金ランキング31位から逆転のグランプリ切符をめざして下関チャレカに参戦し、3日目まで③①④③着で準優圏内につけていたものの、4日目にまさかの⑥⑥着で予選21位まで後退して敗退。過去2回のチャレカはいずれも無念の予選落ちだった。今年は3度目の挑戦で準優出を果たし、女子史上初のチャレンジカップ優出を狙いたい。
とこなめは通算7優出1Vと相性に不安なし。24年に男女混合の一般戦で優勝している。また今年9月にとこなめヴィーナスシリーズを走ったばかりで、優勝戦1号艇で2着に敗れて優勝こそ逃したものの、節間オール3連対の好走を見せていた。チャレカに向けて準備は万端だろう。
遠藤はレディースチャレンジカップで通算6優出4Vを誇るなど秋にめっぽう強い。その力を今年は秋のとこなめで見せ、4年ぶり2回目のグランプリ出場をつかみたいところだ。グランプリの舞台は大村。遠藤にとっては16年レディースチャレンジカップでGⅡ初V、17年クイーンズクライマックスでGⅠ初V、22年ボートレースクラシックでSG初Vと数々の栄冠を手にしてきたドル箱水面だ。次は大村で女子初のグランプリ制覇をめざしたい。

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