
新概念データ今昔~本誌オリジナルデータで見るボートレーサーの変遷~(2026年10月号)
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畑田汰一
の今昔

畑田汰一は2021年の最優秀新人。デビューは2018年5月で、初勝利はなんとその節で果たしている。同年の1着はその1回だけだったが、インパクトが強いデビューだったということだ。というわけで、16年と17年はもちろんデータがない。そして18年はほぼ6コースからのレースで、翌19年にスローを解禁。といっても、本格的にスローに入り出したのはさらに翌年の20年からと言っていいだろう。
畑田が新人王に上り詰めた原動力は、まくりだ。21年は2コースと4コースで決まり手最多がまくりで、5コースはまくりとまくり差しが同数、3コースはまくり差しが最多だがまくりとは1勝違うのみで、全体的にはまくりで多く勝ってきたことになる。戸田を地元とする選手らしいとも言えるわけだが、とにかく強気の強攻で頭角をあらわしてきたというわけだ。
ただ、それ以降の年にまくり1着が目立っている年が見当たらないのはどういうことだろう。もちろん、3コースや4コースではまくり1着が少ないわけではなく、24年には3コースでまくりに偏った傾向が見られるが、それでもまくり3勝のみ。22年以降はむしろ自在派という印象が強いデータになっていて、まくりで鳴らしたのは最優秀新人を受賞した21年のみということになる。差しハンドルを磨こうという22年以降ということだろうか。だとするなら、5コースまくり差し1着が25年から現在にかけて増えているのは、その効果が出ているということになるだろう。また、25年と現在を見ると、センター筋ではまくりと差し系の数字が接近しており、新人王を獲った年の傾向に近づいていると言えなくもない。21年の頃の畑田がさらに進化してきている、と受け取ることも可能ではある。
2コースの成績もなかなか優秀だ。特に23年以降は差しを中心に安定して1着数を重ねており、ヤングダービーでも注目しておきたい。2コース逃がし率についてはバラつきがあり、23年は1着も少なくないのに逃がし率が激高、25年はやはり1着が少なくなく、同時に逃がし率が低い。この両年は逃がし率に関しては正反対の傾向になっていたのだ。現在はやや高めの数値になっていて、昨年が低いことを考えると近況は逃がし率上昇中と考えるべきだろう。
1コースについては明らかな変化が見られる。23年まではまくられ率が高いタイプだったものが、24年以降は低いタイプに変貌しているのだ。24年はそれに伴って1着率も上昇。25年、そして現在は差され率が高くなっていて、1着率は下降しているが、今後は差され率が減少していけば信頼度が高まっていくはず。それが現実になれば、成績自体もアップしていくものと思われる。

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